安定しない音量

動画配信サイトが当たり前のようになった今でも不便なことが一つある。それは一定レベルで安定しない音量を手動で調節しなければならないことだ。

例えば、YouTubeのような動画配信サイトでは、テレビと同じように頻繁にCMが入ってくる。そのCMの音量がコンテンツの音量よりも異常に大きくなっていることが多い。さらに、CMの音量も一定ではないので、音量を一定にするためにはCMごとに微妙な音量調整が必要になる。最終的には微調整することが面倒になり、CMになるとミュートにして完全に音を消すことになる。これが原因で視聴することを断念したこともある。

そもそも、こんな扱いを受けているCMに価値があるのだろうか。がさつに視聴を妨げる大音量のCMを通して、広告主、宣伝される商品、背景で流れる音楽すべてに対して嫌悪感を感じる人も少なくないだろう。イメージを損なわない安全なCMにするためには、音量が一定になっているかどうかを誰かが真剣に管理することが必要だ。

アプリケーション内限定ではなく、スマホやPCから出力されるすべてのコンテンツごとの音量を自動的に一定にする機能をデフォルトで加えるという改善策もある。なぜこのことに気づけていないのかが不思議だ。こういった問題にこそAIの技術を活用すべきだ。映像や音楽コンテンツ一つひとつを瞬時に厳密な解析をして、様々な環境ごとに合わせて、一定に聞こえる音量に調整してくれれば最高だ。

声で明日の天気を聞き出せることよりもAIの価値ある活用方法だと思う。