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共有

現在の日本社会が積極的になっている働き方改革において、最も力を入れるべきことは共有力の改善だと思う。

社会に出たばかりの新入社員が一週間に一度集まり、それぞれの問題を共有すれば、一人で判断した解決方法よりも効果的な解決方法をみつけられるはずだ。また、他人の問題と解決方法を共有することで、短時間で多くの知恵を吸収することができる。定期的な共有する時間をすべての会社で標準装備することが働き方改革で最初にすべきことではないだろうか。

社会人1年目の社員が「電話を受けた時に先方の社名や氏名をメモする」という発想が思い浮かばず、思ったほど頼りにならなかった自分の記憶力に落胆しながら、うろ覚えの先方の社名を伝えて、先輩社員を混乱させることはよくある。これを大した問題として考慮せず、そのまま数年放置すれば、このグダグダなコミュニケーションが会社の中で標準装備されてしまうだろう。義務教育の段階で共有という授業を作り、社会に出る前に共有を標準装備させるべきかもしれない。

以前に在籍した会社では、大学生や大学院生のアルバイトスタッフが曜日ごとに入れ替わるため、社員から教わった方法や指摘された箇所をイラストと文章でわかりやすくノートにまとめ、アルバイトスタッフの間でしっかりとした共有システムを作っていた。それは誰かに強制的に作らされたものではなく、厳しい要求に最大限応えるために彼らが自発的に生み出したものだ。彼らが優秀な社会人になっていることは言うまでもない。