多すぎる補足情報

よく目にするテレビCMの中に補足情報が多すぎるものがある。カードローンのCMでは、次の画面に切り替わるまでの2秒ほどの間に融資額などの200文字ほどの小さな補足情報が画面下に表示される。集中しているテレビ番組に対してCMは箸休めの時間だ。そんなリラックスした状態の2秒間で得られる情報は、10文字くらいが限界ではないだろうか。業界のルールでこれらの補足情報を表示させなければいけないことになっているのかもしれないが、録画して一時停止しなければ得られない情報は、見えていない情報に限りになく等しい。そもそも、15秒のCMの中ですべてを理解しようなんて誰も思っていないはずだ。

家電量販店でそれほど欲しいと思ってもいない人が炊飯器の特徴を最初から詳しく説明されても情報は全く入ってこない。この段階では、「10分で炊き上がります」とだけを言われた方がすんなり特徴が入ってくる。その簡潔な特徴に興味を持った人だけに「専用の1人分の米を使用した場合のみ10分で炊き上がります」と補足を伝えることが伝達方法としては効果的だと思う。もちろん、そこで「専用の1人分の米を使用した場合のみ」という限定された仕様情報を聞いて興味を無くす人もいることは想定内だ。

「テレビCM→Web」や「テレビCM→店頭」のような分割した伝達プランを考えることが重要ではないだろうか。カードローンのCMが分割せずに一度に詰め込みすぎてしまっているのも皮肉なものだ。

「計画的な伝達プランを立てて、詰め込みにはご注意ください」