輝けない透明容器

透明容器のシャンプーが存在しているが、使用される環境との相性が良くない。

一般的に浴室のシャワーラックの後部に奥行きもなければ、バックライトもないので、広告の写真のように光がしっかり回り、美しい透明感を保ったままディスプレイすることはできない。カラフルな透明容器になれば、光が回らない空間で濁った色が不気味になってしまう。つまり、透明容器は光が回る空間に置かれるかどうかで印象が大きく異なるということだ。

20年前に登場した半透明ボディの初代iMacでも同じような問題を感じた。それまでの無骨なパソコンとは全く異なるデザインで、世界中で大ヒットした。明るい店頭で見るとカラフルな半透明ボディは美しかったが、狭くて暗い大学生のような部屋にiMacを置くと、その半透明ボディは薄汚い印象でがっかりした記憶がある。

インスタで透明容器のシャンプーを検索してみると、シャワーラックに置かれた写真はほとんどない。浴槽のへりや洗面台など光の回る広い場所に移動させて撮影されている。中には自然光の入るリビングまで移動させて撮影されているものもある。透明容器のシャンプーが本来置かれている場所では輝けないと証明されているようなものだ。

サッカーの監督を商品担当者にするべきだ。きっと、練習場で活躍できる選手よりも試合会場で活躍できる選手を起用するはず。